木曜日, 12月 5
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キャリアの棚卸しによる自己分析が大切

念願のフリーランスになったからには、自分の思うような仕事をしたいと願うものの、現実は仕事探しに苦労するケースも多いのではないでしょうか。

発注側は、希望通りの結果を出せる人材を求めています。どのような能力があるのか不明瞭な人に対しては不安感を抱きますから、なかなか発注へとは至りません。満足のいく仕事を受注するためには、自分の能力を正しくアピールし、相手に高く評価される必要があります。そのためには、これまでのキャリアの棚卸しによる自己分析を行って、アピールポイントを明確することが大切です。

キャリアの棚卸しは、仕事探しに有益な自己分析法です。これまで行ってきた仕事を振り返り、具体的に書きだしていく作業をいいます。つまり、これまでの実績を棚卸しのように一つ一つ書きだして、“見える化”するのです。キャリアを客観的に見直す作業を通じて、自分の強みや弱みを再認識するのが目的です。クライアントが知りたいのは、「この人には何ができるのか」「どのような仕事なら安心して任せられるのか」ということです。これらを説得力をもって伝えるためには、客観的に自分の能力を把握しておく必要があります。これまで関わってきたプロジェクトの内容や評価、取得済みの資格などのキャリアを示すことで、独りよがりの自己評価ではないアピールポイントを示すことができるのです。

近年は、フリーランス向けのエージェントも増えてきました。エージェントが仕事のマッチングを行う際にも、キャリアの棚卸しをしておけば、効果的にアピールできます。その結果、こちらの希望する条件に合致したクライアントを紹介してもらいやすくなります。